まだまだ、おこさまらんち

顔色が悪いだけの人生

楽園は努力の向こう側

ロッキーシリーズ最新作、でいいのかわかんないけど、見た。

SF、ラブコメが好きな私にとってスポ根系映画とは離れたところにいたい。

だって、生きてるだけで現実と向き合ってるのに、1800円払って「地道な努力」「上下関係」「輝く汗」「頑張ればなんでもできる」なんて見たくないのだ。

お金を払い自分の時間を差し出すなら、ありえないぐらいキラキラした世界や下心丸出しのゲスい恋愛映画か、ジェットエンジン積んだ宇宙船が高速ビームを乱射しながら宇宙を駆け巡るものに浸りたい。

「ロッキーの盟友、アポロの息子が出てくる映画見に行こうよ」と言われたらほぼ行かない。でも、私のことをよく知る彼は「アポロ見に行こう」と一言だけ私に投げかけた。

アポロ、、、アポロ!!!!!

まじかよ、アポロ計画の映画!?見てぇええええ!!!!!

ポスターを見ると黒人の男の子とスタローンが向き合ってた。「チャ、チャンプ?」「宇宙の「う」の字もねぇ。。」と落ち込みつつ席に座った。

気付いたら終わってた、ダッシュで地元のツタヤにいってロッキーシリーズを全部借りて正月休み全てロッキーシリーズに費やした。

泣いて泣いて泣きまくった。

ロッキーを見て頭に故・任天堂の岩田社長と糸井重里の対談が浮かんだ。

「あと一歩でできる、叶う」っていうときに諦めがちになっちゃう。そこを超えたときに多くのものが手に入るのに、疲れちゃったり「無理だ」と決めつけてしまう人が多いって話だったはず。

ゴールに近づくまで努力を続けると、最初は辛いんだけど少しずつ「努力をしている状態」に慣れてしまって、努力をしている状態が通常になってしまうんじゃないかと。

頑張れば頑張るだけ、夢は叶うさ!みたいなのはどうでもよくて、「努力に慣れた状態」をどれだけ保てるかも大切なのかもしれないなって思います。

きつい練習だけが全てじゃない、きつい練習に慣れたところで結果が出るんじゃくて、慣れたとしても「続ける」ことが大切で、そこを超えたところで自分の求めるものを得られるんじゃなかと。

こんなことを考えながら、もう一度対談を読んだところ、全然違ったんだけど!