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まだまだ、おこさまらんち

顔色が悪いだけの人生

いじめっ子と再会したら感謝したくなったはなし

小学校の3年生から高校までなんやかんやずっといじめの対象になってた。

 

今思えば、一緒に居づらい子どもだったんだろうなとは思う。

 

中学から入った女子校ではシカトされたり、くそビッチだのヤリマンだの言われた。

 

でも、高校に上がるころには向こうのほうがくそビッチだったしヤリマンだった。

 

大好きだった部活もいじめっ子のせいで辞めざるをえず、中3で退部した。

 

高校になると別のいじめっ子の標的になった。

 

仲良くしてくれてるんだと思えば帰り道に

 

「みんなあんたと一緒にいたいなんてこれっぽっちも思ってないんだから、私に感謝したほうがいいよ」

 

「そうやってビクビクしてるのとかウザいんだけど」

 

「○○ちゃん、毎日あんたに付きまとわれてかわいそうだってみんな言ってる」

 

とほぼ毎日のように駅のホームで反省会があった。

 

私は勉強がほんとに苦手だったのに、母親の後輩になりたいとう意味不明な気持ちを抑えられず一般入試を選んだ。

 

そこまで進学校ではないにしろ、7割以上の子たちは指定校推薦で名前が通る女子校に行く。

 

そんななかで勉強できない私が指定校推薦を蹴って一般入試を選んだことは最高のネタだった。

 

「え、なに受験すんのwうける」

 

とにかく学校には行きたくなかった。でも、母親の後輩になることに異様な固執をしていたので、一般入試目指して勉強に励んだ。

 

結果は惨敗。

 

滑り止めの滑り止めに通うことが決定し、「大学名を言ったら絶対にまたなんか言われるんだ」と頑なに進学先を言おうとはしなかった。

 

あれから8年?7年経って、友人が企画した忘年会兼同窓会に行ってきた。

 

「あの子もくるかな…」と内心ビクビクしながらも「大丈夫、大丈夫、私はクールビューティ」と謎の呪文を唱えながら会場へ向かった。

 

会場に到着するなり、同級生たちが

「あきちゃん、元気?髪型うけるんだけどw刈り上げやば〜い」と声をかけてくる。

 

「あはは、ありがとう!」なんて言いながら親友を探す。

 

親友が私を見つけ手を振ってくれたので、隣に座ると近くにいじめっ子たちが座っていた。

 

「おい、なんでこんな場所に座るんだてめぇ…」と半ギレすると親友は綺麗な歯茎を見せて私に微笑み返した。

 

会話をしないのも変なので、ライターの火をかりるために反省会主催者に話しかけてみた。

 

気づけば2時間経ってた。

 

いじめっ子たちは全然怖くなかった。

 

心なしか小さく見えた。

 

彼女たちが怖くて怖くてちいさくなって、ピエロのように笑わせたり、ご機嫌をとるために必死に漫画を学校へ運んだり…もうそんなことはしなくていいんだ。

 

もう高校生じゃないのに、なんだかほっとした。

 

泣きながら帰ったことも、先生に相談したけどなにも変わらなかったときに感じた落胆も、もうそんなことは経験しなくていい。

 

今はもう肩を並べて楽しくタバコを吸いながらカルピス片手に談笑してる。

 

今では仕事合間のランチだってするようになった。

 

気づけばみんな大人になる、いじめっこはいじめている自覚なんてないから、辛い思いをするのはいつだっていじめられっ子だ。

 

でも、私は彼女たちのおかげでいじめられっ子の気持ちがわかる。

 

これはきっと何事にも変えられないぐらい貴重なものだ。

 

そう考えると感謝しかないね。

 

「もうこわくないよ、ビクビクしなくて大丈夫」

 

15歳の自分に何か言える機会があるなら、そう言ってあげたい。